2009年8月25日火曜日

港区の臨港線跡


これは大阪の物流を支えた港区市岡にある、大阪環状線は大正~弁天町間を走っていた貨物線「臨港線跡」です。2006年に廃止され、今は柵の中に小規模な野菜園が線路端にあるのみですが、地元では「風のみち」として遊歩道にしたいとの要望が強いようです。廃線では福知山線の武田尾温泉への道のように、港区の新たな歴史の散歩道になって欲しいです。

2009年8月18日火曜日

鰹座橋の植物園


西区役所前の西長堀川と鰹座の跡地で、西区緑化会が種から育てる地域の花づくり支援事業を行っています。園内は2万株の花卉があり、ハケイトウ、サルビア、マリーゴールド等の花が鮮やか。地域の潤いだけでなく、ヒートアイランドの抑制にと役所と14の連合会は日々汗を流しています。また心込めて育てた花を幼稚園や小学校に届けているそうです。

2009年8月14日金曜日

民生委員の父「林市蔵」


淀屋橋駅たもとに第15代大阪府知事林市蔵の銅像があります。氏は大正7年米騒動のある日、困窮の夕刊売りの母子に声をかけました。交番に母子の家庭調査を依頼し、その後社会事業の権威である小河滋次郎博士の協力を得て、地域の福祉を見守る現在の民生委員制度の基礎を確立します。人権擁護の先駆者として林市蔵は民生委員の父と呼ばれています。

2009年8月10日月曜日

愛染堂の2つの石椅子


天王寺区の愛染堂に石でできた椅子が二つあります。哲学の石は、背筋を伸ばしてどっしりと座り、観察・思索を行って発明・発見を。腰痛封じの椅子は、背もたれの石の突起を背骨のつぼに当て、息を吐くたびに背骨のつぼを押し当てる、これを10回すると効果があるようです。神聖な場だけに素直にやると確かに気づきと姿勢は良くなります。お試しを。

2009年8月9日日曜日

ハンセン病患者さんの作品展


西成区の社会福祉研修・情報センターで瀬戸内の国立療養所邑久光明園で療養されているハンセン病患者の方々の作品展が展示中です。ハンセン病はらい菌によって神経障害が引き起こされますが、現在は抗生剤の投与で治癒するようになりました。写真、布手芸、書道等の感受性溢れる作品から、病と闘いながら生活を送る力強い意志が伝わってきます。

2009年8月7日金曜日

頑張れクマゼミ


暑さ真っ盛りですが、今日は立秋。陽の落ちもはやくなり、シャーシャー泣いていた真夏のクマゼミも姿を消しつつあります。ここ恵美須町駅近くの廣田神社で鳴いていたクマゼミも突然木から落ちました。セミの寿命は2週間、次代へ引き継いで生を全うしたのでしょう。このセミの最期を看取る瞬間に出会ったのも何かの縁。「頑張れ」と楠に持っていきましたが余力はありません。季節の変わり目にセミから命について考えさせられました。