2009年7月28日火曜日

虎党の守護神 大江神社


下寺町の大江神社境内横に珍しい狛犬ならぬ狛虎があります。伝統の阪神巨人戦のライバル村山と長嶋の活躍を報じる記事の切り抜きなどが張られ、神域で阪神の活躍を祈る「狛虎由来記」が面白い。一対の阿吽の狛虎(雄と雌)は2003年に130年ぶりに復活し、この年阪神は優勝。以来、大阪と阪神の守護神としてこの狛虎は崇拝されているようです。

2009年7月23日木曜日

天神祭の前日


いよいよ明日は天神祭りです。天満警察署前
から祭りの始まりを告げる鉾流し神事に継い
で、陸渡御、船渡御とヒートアップしていきま
す。大阪天満宮では、本番を前に各講による
準備に大忙しでした。絢爛豪華な山車は祭り
の花形。その主役がこの玉御輿。1840年船大
工により誕生、欅造りで釘は使っていません。
重量は2トン。陸・船渡御のしんがりを務め、
玉御輿の宮入で天神祭の終わりを告げる役割
を果たします。

2009年7月21日火曜日

区役所内の文化スペース


大阪市中央区役所のエントランスで、社会を
明るくする運動「区内小中学生絵画ポスター・
作文展」が開催されています。麻薬撲滅、環
境美化、省エネをテーマにした水彩画や800
字程度で「薬物について」「幼児虐待」など現
代社会の暗い部分に焦点をあてているのに驚
かされました。観察眼の鋭い子供たちの模範
となる大人にならねばと意識しました。
他、谷風社水墨画展も併設され、新薬師寺十
二神将の迫力に圧倒されます。

2009年7月16日木曜日

誕生日を迎えて


目を覚ましてくれる標語が夕陽丘の寺町に掲
げられています。「生きる場所がそこにもある
か屋根の草」「曇る日あり晴れる日あり同じ太
陽の下なれど」「真直ぐに喋れば光線のように
心に届く」・・・。今日、私は45歳の誕生日を
迎えました。人生80年の折り返し地点を少し過
ぎただけ。新たなスタートを切る為に、玉出の
滝の前で先人の言葉を考えました。老いの始ま
り=意思のあきらめ。心に「ノ」を入れると必
ずになります。少々の打撃がある方が成長する
ものと結論。心して3ヶ月続ける精神力を養お
う。朝の字を分解すれば10月10日、生命の始
まり。明日が待ちどおしい。



2009年7月13日月曜日

オープンマインドが大切な時代


大阪市社会福祉協議会で「いま、人間らしく
生きるために」をテーマに藤本義一さんの講
演がありました。物質的には豊かな時代であ
りますが、一方で人との絆が希薄になってい
る現状を氏の取材活動から、また障害に負け
ず社会で働く方々の実体験を聴き、思いやり
のある当たり前の社会の実現に向けて一同気
持ちを新たにした一日でした。印象に残って
いるのは障害者の屈託のない笑顔でした。心
を開くことが新たな関係を生む、このことを
大切にしたいと思います。



2009年7月10日金曜日

大村益次郎殉難の碑


難波の宮跡東側に大村益次郎殉難の碑が建っ
ています。彼は大阪を近代軍都とするため活
躍するのですが、封建的な軍政や廃刀論に反
対する刺客に襲われ46歳で亡くなりました。
碑のある場所は、かつて軍の病院があったと
ころ。緒方洪庵を師と仰ぎ、臨終の際、洪庵
先生のお墓の隣に埋めてくれと遺言。切断手
術した右足は天満の竜海寺にある洪庵の墓の
隣に埋葬されていると伝えられています。

2009年7月9日木曜日

なにわの知の殿堂 中之島図書館


石造りと緑の銅板屋根が美しい中之島図書館。
明治37年の開館以来百余年にわたり、学ぶ
ことの楽しさを提供してくれています。同館
が大阪で一番歴史ある図書館だと思っていま
したが、明治9年北浜と安堂寺橋の小学校内
に書籍館が設けられ、これが大阪の第一号図
書館ということです。しかし財政難の為、10
年ほどで閉館。その後、しばらく大阪に図書
館は無かったのですが、住友吉左衛門が私財
を投じて現在の中之島図書館が誕生しました。

2009年7月8日水曜日

ファゴットとピアノのコンサート


本日もちーさなちーさな音楽会(昼休み演奏)
に行きました。珍しいファゴットとピアノの
コンサートです。曲目はカリヴォダのサロン
風小品、成田為三の浜辺の歌、ドヴォルザー
クのわが母のおしえたまいし歌でした。次回
は7/30日のピアノ連弾の仮面舞踏会です。演
奏の魅力もさることながら、いつも車椅子で
聞いている年配の方が、表情豊かに今日は自
分から歩いて席に着かれたのが印象的でした。
やはり音楽には潜在力を引き出す力があるの
でしょう。

2009年7月7日火曜日

禁酒を叶えるお寺


キタの兎我野町に方清寺があり、かしくの寺
と門前に碑があります。かしくは江戸時代の
遊女で普段はおとなしいのですが酒癖が悪か
ったそうです。ある日、意見した兄を包丁で
殺傷して千日前で処刑されたのですが、死に
際して、私のように酒乱で迷惑をかけないよ
うにと「酒に乱れぬ神霊とならん」と言い残
したといわれます。同寺には、節酒、禁酒を
誓う市井の人の誓いのしゃもじが掲げられて
います。いつの世も酒とのつきあいは難しい
ようです。

2009年7月4日土曜日

災害ゼロへのアプローチ「大阪安全ミュージアム」


森ノ宮に大阪安全ミュージアムという職場の
安全衛生に関する日本で唯一の施設がありま
す。1階はウエルカムゾーン、2階が静電気
安全コーナー、製造・土木現場で発生したヒ
ヤリとする場面の映像300本を上映するシア
ター、3階に産業現場で活躍するプレス機械
などの操作説明があります。より現場を理解
するため、平衡感覚、聴覚、視覚テスト装置
のチャレンジもできます。居ながらに様々な
労働環境を目の当たりにできるスリリングな
施設となっています。

2009年7月1日水曜日

大阪城公園の教育塔


大阪城公園の南西側に教育塔が建っています。
高さ30㍍の鉄筋コンクリート作りで、外面
に花崗岩を張り、塔の先端に青銅の水煙が付
いています。明治5年の学制発布以来、殉職
した教職員と学校教育時間中に不慮の事故で
死亡した生徒たちを合葬しています。台座の
左には台風や水害で児童を守る教師のレリー
フが刻まれています。