2008年5月28日水曜日

難波神社の楠(くすのき)

暑い最中に本町界隈を歩く時、涼を求めて難波神社を訪れます。静寂な神域にある楠の下で深呼吸するのです。この楠は樹齢約400年、高さ11メートル、幹回り3、2メートルで大阪市指定保存樹第1号だそうです。夏の樹木は生命力に溢れ、しばらく大樹のそばにいるだけで英気を養えます。また人間は木から恩恵を受けてばかりと気付きます。同神社で6月3日にあやめ祭、7月21、22日に氷室祭が行われます。

2008年5月25日日曜日

大阪湾を満喫「とれとれ市場」

堺出島港のとれとれ市場に行きました。大阪湾は臨海工業地帯にありながら漁獲量は全国屈指だそうです。今はタコ、アナゴが旬で市場内でのバーベキューが人気です。市場を運営する堺漁連は地元の小学生に恵みの海を知ってもらおうとボランティアで堺港のクルージングも行っています。乗船して大阪湾はきれいな海と言えませんが、漁師さんいわく「元々が濁った海で、これは栄養分が豊富な証」だそうです。

2008年5月23日金曜日

浮世絵に見る大阪の文化

かつての大阪の文化を見るのに格好の場所を見つけました。上方の歌舞伎や浮世絵に縁深い法善寺横町に隣接する「上方浮世絵館」です。ここは、世界で唯一の上方浮世絵を常設展示する美術館として、2001年にオープン。展示品は、道頓堀五座に娯楽を求める庶民の姿や表情が巧みなタッチで描かれていて、今より健康かつ開放的な時間が流れていたように思います。活気ある大阪を甦らせるヒントが浮世絵の中にあるのでは、と感じました。

2008年5月22日木曜日

中之島を彩る真紅のバラ

普段通る所で意外な場面に遭遇すると嬉しいものです。今、京阪電車中之島駅建設のため通行出来ない中之島公園が今月25日までビーチバレーワールド女子大会の開催で散策出来るのです。心地良い堂島川の風に抱かれ、カリンカやフレンチレースなどの創作バラを鑑賞しました。水辺の再計画で中之島は西方面に散策道が整備されてきています。お昼時の川辺でランチを楽しむOLさんが憩う光景に安らぎをおぼえます。

2008年5月16日金曜日

勇気の源泉はここ・・・。

御堂筋新聞の取材のヒントを得るために欠かせないのが「大阪企業家ミュージアム」(大阪市中央区本町)です。紹介されているのは、大阪の産業を支えて来た105人の起業家。彼らの生き方は、勉強になるばかりでなく、勇気付けられます。先人たちの社会に尽くす精神が、ひいては自社の発展に繋がることが分かります。利益最優先の昨今こそ、御堂筋新聞では、「三方よし」の精神を大切にしていきたいと考えています。

2008年5月13日火曜日

時代を越えて残しておきたいもの

南海沿線で育った私にとって思い出深い駅の将来について思いを馳せました。水泳を習った浜寺公園駅が近い将来高架化する見込みで存続の岐路にあるそうです。予定は2017年ですが、ぜひ残していただきたい。ミュンヘンオリンピックで活躍したマーク・スピッツ選手に憧れ、毎日唇を紫にするまで泳ぎに通った記憶が蘇ります。鹿鳴館をイメージする駅舎で名物の松露饅頭を頬張り、残しておきたい思い出に酔いました。

2008年5月10日土曜日

天満の新名所八軒家浜

最近は大阪市内の水辺か゛整備され、涼を求めて歩くことがあります。賑やかな道頓堀や静かな本町橋、新しく出来た中之島のほたるまち、そして天満橋の八軒家浜など。八軒家浜はかつて京都と大阪を結ぶ三十石船の発着場でした。今、水上バスのアクアライナーの新しい乗船場所が誕生し、水上から中央公会堂、中之島バラ園、桜ノ宮公園、大阪ビジネスパーク、大阪城を望む1時間の周遊コースが人気のようです。

2008年5月7日水曜日

ミナミで唯一憩える場所,法善寺


連休の雑踏を避けてミナミを歩きました。「くいだおれ」も近く閉店が決まり、上映の合間にピアノ演奏があった国際劇場は閉館するなど文化の香りが失せ、いかがわしい店の紹介所やパチンコ店が乱立する現状にうんざりしました。そんな中、天龍山法善寺は、近隣のガス爆発や火災に遭ったにも関わらず、浪速の風情が感じられる唯一の場所。「夫婦善哉」の変わらぬ味にまずは一安心。今度は雨の日に美しい石畳を改めて歩いてみたいと思います。

2008年5月4日日曜日

コーヒータイムは自分との語らい

ささやかな楽しみのひとつにコーヒーを飲みながらのひとときがあります。コーヒーは、長年通った千日前の「丸福珈琲」のものに限ります。白いカップに濃いめのコーヒー、角砂糖2つは、初めて飲んだ日から変わっていません。クラシックが流れる中、3通りの味を楽しみます。 初めにブラック、次に砂糖を入れ、最後にミルクを入れます。行くのは、いつも一人。世界一の珈琲で、自分自身と向き合う静かなひとときを大切にしたいからです。

2008年5月2日金曜日

渡船は今も欠かせない生活の足

大阪はかつて水の都といわれたように水運の便利さを活かして発展してきました。車社会になってその面影が薄いですが、今でも渡船が対岸を結ぶ生活の足として大正区を中心に八つ残っています。今日、その全てを乗って渡船のはしごをしました。通勤者や学生、買い物客が自転車で乗り混んでくるのに仰天。昼間は私一人のところもありましたが、それでも出港はありがたい限り。さすがは水の都と実感しました。

2008年5月1日木曜日

科学は遊んで学ぼう

久しぶりに子供が友達同士で楽しく遊んでいる場面を見ました。といっても野外で走りまわっているのではなく、科学の仕組みを体験して学習する大阪科学技術館でした。電気を作るのに必要な原子力エネルギーを獲得するため自転車で原電を巡るサイクリングゲームや自動車の安全性を実際の車に乗って知るゲームなどに目を輝かせていました。科学は遊んで学ぶ時代なのかと羨ましく思いました。