2008年9月27日土曜日

飛鳥大仏と沙羅(さら)の木


現存する最古の仏像といわれる飛鳥大仏です。
2度の火災で赤銅色に焼け、当時のまま残っ
ているのは左耳、右手の指3本、顔の一部だ
けです。私がこの仏像が好きなのは、左右か
ら見る表情に違いがあるからです。右は険し
く、左は柔和に感じるのです。仏教の力で国
を治めようとした時代は遠い昔。敷地内に、
もののはかなさを象徴する沙羅の木があります。
平家物語の「沙羅双樹(そうじゅ)の花の色、盛者必衰の理(ことわり)」
の一文が掲げられ、時代の流れの必然を感じます。

2008年9月26日金曜日

無農薬野菜主体の韓国料理店


韓国料理のおいしさを知ってから足繁く通った
お店に東郵便局隣の「名月」があります。ここ
は、父が好きだった韓国料理を勉強しようと月
1回料理教室に通った思い出の店です。たまたま
お昼に行ったら今日が5周年でした。「あなた、
ちょっとやせたね」といわれ栄養満点の豚プル
コギトッパをオーダーし精をつけてきました。
この店の良さは、健康第一に考え無農薬野菜を
ふんだんに使っていること。石焼きピビンバ、
水豆腐、サムギョップサルは特におすすめです。



2008年9月25日木曜日

大阪うまれの「お好みバーガー」


無性にハンバーガーを食べたくなる時があり
ます。それも、大手フランチャイズ店のもの
でなく、店主が顔を見てから作るものに限り
ます。南船場に気になっていたお好みバーガ
ー華まる」に入ってみました。お好み屋のよ
うに鉄板で寒天をつなぎに入れた生地を焼き、
ねぎ玉、モダン、うめチキンなどを250円か
ら売っています。ギャル曽根が食べまくって
決める全国激うまご当地バーガーランキング
で2位となったらしく、なかなかの味でした。

2008年9月24日水曜日

無駄を省くとお金が貯まる!?


日常生活に無駄が多いと最近つくづく感じま
す。特に電気製品の使用です。日本のエネル
ギー自給率はわずか5%で、電気をおこすに
も石油が元になっています。ところで、「生き
生き地球館」で面白い省エネゲームがあります。
各電化製品を節約して使うと1年間にいくら
貯金できるかというもので、コンセントを外
しておくと待機電力を3700円、冷暖房の温度
設定で1840円になるそうです。お金の貯め方
は、無駄を省くのが近道のようです。

2008年9月23日火曜日

大阪通になる歴史の散歩道


大阪にまつわるブログを書く上で巷の教材と
なるのが、この歴史の散歩道の道標です。主
に史跡が多いですが、この道を辿ると時間が
ゆっくり流れるようです。コースは5エリア、
なんと227ヵ所もの大阪の今昔を知るスポッ
トがあります。佃(つくだ)煮を売り出した佃島、土木
に精通していた秀吉が引いた下水道が今も使わ
れている太閤下水、断酒の誓いを叶える一心寺
などあまり知られていない面に遭遇する楽しさ
がいっぱいです。半日で歩ける大阪再発見の旅は
いかがですか。

2008年9月19日金曜日

古代の飛鳥を彩るまんじゅしゃげ


秋の彼岸の今日、明日香村にまんじゅしゃげ
を見てきました。黄金色に実った稲穂に青い
空、そしてまんじゅしゃげの赤が飛鳥路を彩
っていました。見所は稲淵に至る道中の棚田
で、落陽時に見るここからの光景は絵に描い
たようです。バスで石舞台古墳、飛鳥寺、飛
鳥坐(います)神社をめぐり、懐石料理の「ひもろぎ」
で大和料理を堪能。飛鳥時代の100年間都が
置かれた明日香は古代の匂いが漂う地。深呼
吸して歩きたいこの秋のおすすめエリアです。

広がる太陽電池の利用場所


鶴見緑地公園駅の広場に太陽時計があります。
光吸収板が左官ゴテを吊り下げたようにも見
え、風に揺らぐ音が爽やかです。鶴見緑地公
園内に地球の自然やエネルギーについて紹介
する「いきいき地球館」があり、環境を守る
実用場面として、子供にも自然エネルギーの
大切さを知ってもらうよう、このようなオブ
ジェがあると思います。今、太陽電池は交差
点にあるマンホールの夜間点灯にも利用され、
隠れたところで新エネルギーが生かされてい
るのです。

2008年9月18日木曜日

愛が叶う愛染堂の霊水


上町台地には昔から名水が湧き出ることで知
られています。天王寺の七名水と呼ばれる「
玉出の滝」、四天王寺の「亀井」、「増井の清水」、
「安居の清水」をはじめ、陰陽師として活躍
した阿倍清明を祀る阿倍清明神社の「清浄水」、
すぐそばの「王子神社の水」などです。今は
地下水の汚染で手水(ちょうず)のみの使用のようですが、
この他に愛染坂にある愛染堂の「愛染めの霊
水」は私が飲んだ限りおいしいと感じました。
この水を飲めば愛が叶い、病が癒えると言わ
れています。

2008年9月17日水曜日

秀吉の茶室があった天下茶屋


西成区天下茶屋を通る紀州街道沿いに天下茶
屋跡があります。今は小さな広場ですが、か
つて豊臣秀吉が住吉大社参詣や堺に行く時、
立ち寄って茶の湯を楽しんだところです。戦
災前までは茶の湯に使った「恵(けい)水(すい)」井戸や茶
室、御殿があったそうで、現在は土蔵と見事
な楠が残るのみです。近くには茶聖・千利休
の師である武野紹(じょう)鴎(おう)が住んでいて、街道を挟
んだ天神の森天満宮には紹鴎社があります。
その名の通り、茶にゆかりある天下茶屋の一面でした。

2008年9月16日火曜日

南瓜(カボチャ)は商魂に効果あり


ちょっと盛りを過ぎましたが、夏野菜の南瓜
にゆかりある生(いく)根(ね)神社が西成区玉出にありま
す。この付近は、なにわ伝統野菜の「勝間(こつま)南
瓜」の産地で、同神社は冬至に行う「こつま
南瓜祭」で知られています。江戸時代の飢饉
にはこれを食べて飢えをしのぎ、またボケ封
じ、中風除けに効くと伝えられ、今なお年配
者のお参りが見られます。生根=商魂(しょうこん)と読め
ることから、商いにもご利益があるようです。
伝統野菜を食べて運気を上げたいものです。

2008年9月14日日曜日

朝食代わりに見つけた豆乳ドーナツ


なんばパークス1階東側の通りは、土日に目
新しい軽食の車両販売のお店が並びます。
工夫を凝らしたアメリカンドック、あげパン
アイス、カフェラテ、イカせん焼き、クレー
プ店など。中でも、ひときわ人気なのが有機
豆乳を使った手作りドーナツです。ココア、
抹茶、シナモン味などバラエティーに富み、
味見してみて「これはいける」と直感。喫茶
店のモーニングに代わる朝食として1週間分
のまとめ買いをしてしまいました。

2008年9月13日土曜日

市場の楽しみ


皆さんは毎日の買い物をどこでしていますか。
便利なスーパーでしょうか。私はもっぱら市
場派です。近くの黒門市場がひいきで、やは
り浪花の台所だけに、惣菜など安くてうまい
ものが一品からでも買えるのが魅力です。ま
た、元気なおやじさんやおかみさんの表情が
好きで馴染みになるとたわいのない会話が面
白いものです。ほぼ毎日行くのが豆乳を飲む
豆腐屋、地下水の冷水浴が気持ちいい銭湯。
市場でこそのコミュニケーションは私にとっ
て欠かせません。

2008年9月12日金曜日

 赤トンボの想い出


写真は池に小憩をとる赤とんぼ。今年初めて
秋を感じた場面です。バスを待つ間にシャッ
ターを切りました。場所は、此花区の舞洲。
辺りは殺風景な造成地で他に生きもの姿はあ
りません。とんぼは寂しいのか、じっと見て
いても逃げません。「夕焼け小焼けの赤トンボ
、負われてみたのはいつの日か」の情景は一
昔前。追いつ追われつ楽しんだ自然は遠のい
て、目の前にあるのは囲いだけ。童心に帰っ
て走りまわりたいときがあります。

2008年9月11日木曜日

大阪梅ビーフと梅酒で大阪グルメを満喫




今日、大阪倶楽部で熟塾という文化サークルが
企画した大阪の地場産業である梅酒と大阪梅ビ
ーフを楽しむ催しがありました。チョーヤの社
長もお見えになって、創業時のワイン生産から
梅酒を主力商品にした経緯の講演、ウメッシュ
のヒットとなったかつてのテレビCMなどを通
じて知られざる大阪グルメについて学びました。
メニューは花外楼さんによる西洋料理。レアの
ブランド牛と梅酒の相性は良く、皆さん各種梅
酒のおかわりが絶えませんでした。


2008年9月10日水曜日

ガラパゴスにも忍び寄る人の手


中央図書館で「ガラパゴス、その現在」の写
真展が開催中です。35枚の写真からウミイグ
アナ、グンカンドリ、ペリカン、ゾウガメな
どの原始時代から変わらぬ生態を写している
ようですが、ここでも観光客の増加や異常気
象の影響で環境が悪化しているのです。現在、
個体種を守るため人工増殖、野生ヤギの撲滅、
植林で原生林を蘇らせていると知り、地球に
はもはや生物の安住地はないと思いました。
もはや人間不在しか地球環境の回復は望めな
いかも知れません。

2008年9月6日土曜日

坂田三吉に見る大阪人像


新世界のジャンジャン横丁は、大阪の観光エ
リアの中でも、人間臭さが漂うところ。朝か
らお酒を飲む人あり、また将棋を指す人あり、
この光景は新世界ならではでしょう。通天閣
の下に、映画「王将」で有名な棋士坂田三吉
の顕彰碑があります。映画では豪放さを出し
ていますが、実際は礼儀正しく、女房思いの
人物だったのです。字は読めなかったらしい
ですが、それを恥じず、何でも人に語りかけ
る人間性は生粋の大阪人じゃないでしょか。

2008年9月4日木曜日

路上演奏に異国へのあこがれ




大阪市役所前で思いがけない南米音楽を聴き
ました。アルパという中南米で演奏される小
型のハープによるラゴロンリーナ=つばめの
曲です。演奏者はペルーのクスコ生まれのセ
ルソ・カセレスさん。堂山町で経営するペル
ー&メキシコ料理店「プカソンコ」の宣伝を
兼ねて演奏しているそうです。異国を思い奏
でるセルソさんの音色に、まだ見ぬインカ文
明への興味をそそられました。2曲目の「コ
ンドルが飛んでゆく」も印象的でした。




2008年9月3日水曜日

ごみの量は贅沢さの裏返し


環境について考えようと此花区のごみ処理施設
に見学に行きました。大きなショベルですくっ
ているのは私たちが出すごみです。食べ残しや
まだ使える電化製品、自転車などを細かく砕い
て焼却場に移す場面です。何と、ここで毎日燃
されるごみ量は90t。中でもプラスチックの石
油精製品が多いようでした。ペットボトル飲料
など飲めば数秒、作るに莫大な資源とお金がか
かる今の消費生活がいつまで続くのか。 “もっ
たいない”がこれからのキーワードと思います。

2008年9月2日火曜日

見直したいご飯とみそ汁の食膳



新阪急ホテルで「みそセミナー」がありまし
た。テーマは「食べることは生きること」。講
師はNHK教育テレビ「ひとりでできるもん」
で知られる食育・料理研究家の坂本廣子さん。
みその美味しさと効用の講演後、坂本さんが
考案したみそ料理10品をホテルのシェフの調
理で試食しました。みそすき焼き、みそビシソ
ワーズ、みそアイスなど変わったものもありま
したが、毎日一杯のみそ汁が強いおなかを作る
そうです。ご飯とみそ汁が食の基本と改めて実感。