2009年12月28日月曜日

石山本願寺跡


大阪城南に浄土真宗の本山だった石山本願寺の推定地があり、ここに蓮如の時代、商工業を盛んにする寺内町がつくられ、これが現在の大阪の基盤と言われます。しかし、顕如の時代に信長との石山合戦に破れ、本山は鷺森、貝塚、天満を経て京都堀川に移転しました。後に石山本願寺跡に秀吉が大阪城を建設、さらに家康が天下をとった歴史があります。

2009年12月25日金曜日

廃材利用の芸術品


建築物は無から形を作り出す想像の産業だとこのオブジェを見るといつも思います。
いったい何に見えますか。よく見ると廃材や段ボールで梅田スカイビルを模造したものです。同ビルにある建設会社がエントランスに遊び心を浮き彫りにしたのでしょう。飾っている場所はイーストビル1階南側の壁面です。視線を上げて廃材の芸術作品を鑑賞してみて下さい。

2009年12月24日木曜日

次世代の燃料スタンド、水素ステーション


化石燃料の枯渇化と環境問題でガソリンに変わる代替燃料の開発が進んでいます。公共交通では天然ガス、ハイブリッド、電気自動車が走り、さらに注目されるのが水素エンジン自動車。空気中の酸素と水素で燃料電池が発電した際の電気エネルギーでモーターを回すもので排出するのは水だけ。これは次世代に活躍するであろう水素ステーションです。


2009年12月20日日曜日

難波宮跡の倉庫群


難波宮跡の発掘調査がおこなわれたのは昭和29年。約50年余りの調査で大化改新後の孝徳天皇による前期難波宮とその後の聖武天皇による後期難波宮の遺構が現在、大阪歴史博物館下に保存されています。租税や宝物を保存したとされる倉庫群が16棟あり、学芸員の案内でこれらを無料で見学することができます。写真は大型倉庫の復元です。


2009年12月17日木曜日

地下鉄谷町線工事のガス爆発


北区国分寺公園付近は昭和45年4月8日の地下鉄谷町線工事のガス爆発で79名が亡くなり、四百余名が重軽傷、ガスの噴煙による火災で損傷家屋数百の大惨事となった場所です。今は公園を走り回る子供たちで平和な光景が見られますが、傍らの犠牲者79柱を悼む慰霊碑がこの惨事を伝えています。此処を通るたび慰霊碑に手を合わせる方が今も絶えません。



2009年12月10日木曜日

都島の藤田邸跡公園




桜宮公園内の藤田邸跡は、明治時代の実業家・藤田傳三郎氏の邸宅の一部を藤田邸跡公園として解放する国土交通大臣賞受賞の公園です。戦後荒れていた邸宅跡に築山や石積みなどの庭園が残っていたのを大阪の庭師・梅園が藤田男爵好みにすっきりとしゃれた庭園に修復しています。隣接に藤田家のコレクションを展示した藤田美術館、太閤園があります。



2009年12月6日日曜日

個性的な銀橋


晴れた日にはその輝きが美しい桜宮橋は通称銀橋で知られます。昭和5年に大川を挟み北区と都島区を結んだこの橋は、08年に安藤忠雄氏の設計で生まれ変わりました。橋上から見る大阪城やOBPの遠望は大阪を象徴する風景であり、付近には桜宮公園、造幣局があります。八百屋橋といわれるほど多い橋の中でも個性的な銀橋は浪速の名橋50選の一つです。

2009年11月29日日曜日

月と大阪城


入城時間を終えた大阪城は静寂に包まれ、天下獲りを試みた武将たちの息吹きがつたわってきます。秀吉が築いた大阪城ですが、皮肉にも世継ぎの秀頼・淀殿は家康の権謀術によって、現在の城は德川が豊臣の遺構に築いたものとなっています。ここに来ると盛者必衰の世を強く感じます。哀しい歴史を刻んだ大阪城も時代が変われば観光地になるのですね。

2009年11月27日金曜日

堺HAMONOミュージアム


堺市堺区にある刃物ミュージアムはあらゆる包丁が展示されています。2先年も前から石包丁がつくられ、ポルトガル人がたばこを持ち込んでからたばこ包丁の生産で製造技術が高まり、鉄砲の生産にも活かされてきました。鰻包丁ひとつ取っても京都、大阪、江戸型に区別され興味は尽きません。館内になぜかスズムシの飼育箱があり、音色が印象的でした。

2009年11月26日木曜日

黄葉美しい御堂筋


晩秋に詩的な美しさを醸し出している御堂筋が開通して83年目。当時は東西の道が中心でしたが、大阪駅が交通の起点となって、難波まで南北の大幹線を主張した関一市長の英断で完成しました。景観美に銀杏、桜、柳、プラタナスが候補に上がりましたが、東洋にしかない銀杏に決まったそうです。なお、銀杏並木の発案者は市職員の伊藤俊雄氏です。

2009年11月19日木曜日

世界に誇る靫公園のバラ園


春の薔薇も美しいですが、晩秋のそれは彩り鮮やかだけに一層艶やかに見えます。大阪には長居、中之島、浜寺のバラ園が有名ですが靫公園も規模、種類ともひけをとりません。都心の憩いの場として昼食をとる光景はほのぼのとし、戦後米軍の飛行場だった面影はありません。靫は世界ばら会議世界大会で世界でもっとも美しいバラ園に数えられています。

2009年11月17日火曜日

本場ドイツのクリスマスマーケット


スカイビルにこの巨大クリスマスツリーがやってきました。今日もドイツからの関係者が小屋やツリーの準備に大忙しでした。毎年70万人が訪れるドイツクリスマスマーケットの目玉は10万個のルミネーションに彩られる27㍍のツリー。メリーゴーランドやサンタクロースも登場し、ドイツの冬に浸ってみては。期間は11/20~12/26まで。

2009年11月13日金曜日

メダカの学校


小川から姿を消して久しいメダカの群れに浜寺公園内の人工河川で遭遇しました。子どもの頃歌った「メダカの学校」を心の中で口ずさむほど生き生きとしたメダカに感動。ここでは獲る者もいないからか、悠々と泳いでいる姿に安心するも飼い慣らされている寂しさを覚えました。一時は絶滅危惧種にもなったメダカが、身近になることを願うばかりです。

2009年10月25日日曜日

日本初の障害者スポーツ施設


大阪市障害者スポーツセンターは日本で最初に創設された障害者の体育施設です11のクラブがあり、ルールに工夫をして利用者は輝く汗を流しています。スポーツを通じた障害者と健常者とのつながりが生まれ、寝たきりだった方の社会参加に大きく寄与しています。片足を失った男性が天に向かって砲丸を投げんとしている銅像に強い意志が感じられます。

2009年10月18日日曜日

難波の新スポット「なんばガレリア」


ミナミの待ち合わせ場所で知られた旧ロケット広場に、ようやく新スポット「なんばガレリア」が誕生しました。ガレリアとはイタリア語で「高い位置にガラスなどの屋根を持つ歩行者空間」という意味で、高さ30メートルの吹き抜けが特徴。オープニングセレモニーとして演奏されたフルートとギターのデュオの響きが難波駅を包んでいました。

2009年10月15日木曜日

福沢諭吉生誕の碑


「天は人の上に人をつくらず人の下にひとをつくらず」の諺で知られる福沢諭吉は、大阪市福島区に生まれ、現在ほたるまち港上がったところに生誕の碑があります。緒方洪庵の適塾(北浜3丁目)で蘭学を学び塾頭も務めました。三度の欧米視察後、慶應義塾を創設。国家の独立自尊を主張し「時事新報」の創刊、「西洋事情」、「学問のすすめ」等を出版。

2009年10月12日月曜日

家庭花壇がもたらす緑のまち




都市部において緑が少ないと言われる大阪市ですが、水都大阪2009をはじめ温暖化対策やビオトープの意識が高まって緑の空間が増えているように思います。また、一般家庭でも塀などに花を飾られ、このようなペットボトル版花鉢もみられます。前を通るたび、さわやかな気持ちをもたらしてくれる各ご家庭に有難うと思い、楽しませていただいています。



2009年10月8日木曜日

イライラ解消のバスロケーションシステム


雨の日は安全を考えてバスを使うようになりました。乗ってみれば、車窓風景から同じ街の違う表情が見え面白いものです。停留所によっては、このようなバスの接近状況が分かるバスロケーションシステムがあり、待つことの苦手な大阪人のイライラ感を抑えているように思います。この表示板は区役所や市民病院にも設置され、快適輸送に活躍しています。

2009年9月25日金曜日

日本一短い商店街




大規模スーパーやコンビニの台頭があっても、長年の商いを続けている地域密着の商店街があります。その一つ、西区のオフィス街にある日本一短い肥後橋商店街。100㍍ほどの中に19店あります。それほど人通りは多くありませんが、「値も安く、ここだけのもの」が商店街の醍醐味なのです。馴染みになると店主とのさりげない会話も楽しみになってきます。

2009年9月21日月曜日

読書の楽しさ伝えるイラスト展


大阪市中央図書館で本に親しむイベントとして、「図書館と私」をテーマにイラストコンテスト77作品を展示中。創造力豊かな子どもたちの「本の世界と同和して」「待っててね、順番に読むから」などに添えられたコメントから、本は物語の主人公になれる楽しみがあるようです。絵本作家たかいよしかずさんの作品もあり、想像の世界へと誘ってくれます。

2009年9月16日水曜日

魅力いっぱいの大川沿い




これは水都大阪2009の八軒家浜会場の大川に浮かぶフローティングダックです。オランダ人アーティストのホフマンさんが国境なき世界平和を唱えて制作したそうです。天満橋では、このほか一般から公募した大阪ステキ発見の写真841点も展示され、密度の濃い鑑賞エリアです。大川沿いに歩いて中之島会場に行けば、童心に帰って遊べる水辺の文化座があります。

2009年9月11日金曜日

ミスト散布は「人口の樹木」


朝夕涼しくなりましたが、まだ日中は残暑厳しい日も多いです。各水道局ではヒートアイランド現象の緩和に気温30度以上、湿度70%未満の場合にミスト散布を行います。圧力を加えた水道水を小さな穴から空気中に散布し、人工的に霧を発生させ周辺温度は約2度下がるようです。このメカニズムは森林の環境に近く、ミスト散布は人口の樹木ともいわれます。

2009年9月6日日曜日

木津川沿いの水都イベント


木津川を架ける千代崎橋遊歩道で水都大阪2009のイベントが開催中です。朝顔の回廊や小学生、幼稚園児の描いた絵をこいのぼりに流したり、パラソルとトウモロコシのテントのカフェでは土日祝にソフトドリンクが100円で楽しめるなどこの水辺が憩いの場として蘇っています。何をするでもない、いるだけでホッとする空間に過ごすのも一つの贅沢かしら。

2009年8月25日火曜日

港区の臨港線跡


これは大阪の物流を支えた港区市岡にある、大阪環状線は大正~弁天町間を走っていた貨物線「臨港線跡」です。2006年に廃止され、今は柵の中に小規模な野菜園が線路端にあるのみですが、地元では「風のみち」として遊歩道にしたいとの要望が強いようです。廃線では福知山線の武田尾温泉への道のように、港区の新たな歴史の散歩道になって欲しいです。

2009年8月18日火曜日

鰹座橋の植物園


西区役所前の西長堀川と鰹座の跡地で、西区緑化会が種から育てる地域の花づくり支援事業を行っています。園内は2万株の花卉があり、ハケイトウ、サルビア、マリーゴールド等の花が鮮やか。地域の潤いだけでなく、ヒートアイランドの抑制にと役所と14の連合会は日々汗を流しています。また心込めて育てた花を幼稚園や小学校に届けているそうです。

2009年8月14日金曜日

民生委員の父「林市蔵」


淀屋橋駅たもとに第15代大阪府知事林市蔵の銅像があります。氏は大正7年米騒動のある日、困窮の夕刊売りの母子に声をかけました。交番に母子の家庭調査を依頼し、その後社会事業の権威である小河滋次郎博士の協力を得て、地域の福祉を見守る現在の民生委員制度の基礎を確立します。人権擁護の先駆者として林市蔵は民生委員の父と呼ばれています。

2009年8月10日月曜日

愛染堂の2つの石椅子


天王寺区の愛染堂に石でできた椅子が二つあります。哲学の石は、背筋を伸ばしてどっしりと座り、観察・思索を行って発明・発見を。腰痛封じの椅子は、背もたれの石の突起を背骨のつぼに当て、息を吐くたびに背骨のつぼを押し当てる、これを10回すると効果があるようです。神聖な場だけに素直にやると確かに気づきと姿勢は良くなります。お試しを。

2009年8月9日日曜日

ハンセン病患者さんの作品展


西成区の社会福祉研修・情報センターで瀬戸内の国立療養所邑久光明園で療養されているハンセン病患者の方々の作品展が展示中です。ハンセン病はらい菌によって神経障害が引き起こされますが、現在は抗生剤の投与で治癒するようになりました。写真、布手芸、書道等の感受性溢れる作品から、病と闘いながら生活を送る力強い意志が伝わってきます。

2009年8月7日金曜日

頑張れクマゼミ


暑さ真っ盛りですが、今日は立秋。陽の落ちもはやくなり、シャーシャー泣いていた真夏のクマゼミも姿を消しつつあります。ここ恵美須町駅近くの廣田神社で鳴いていたクマゼミも突然木から落ちました。セミの寿命は2週間、次代へ引き継いで生を全うしたのでしょう。このセミの最期を看取る瞬間に出会ったのも何かの縁。「頑張れ」と楠に持っていきましたが余力はありません。季節の変わり目にセミから命について考えさせられました。

2009年7月28日火曜日

虎党の守護神 大江神社


下寺町の大江神社境内横に珍しい狛犬ならぬ狛虎があります。伝統の阪神巨人戦のライバル村山と長嶋の活躍を報じる記事の切り抜きなどが張られ、神域で阪神の活躍を祈る「狛虎由来記」が面白い。一対の阿吽の狛虎(雄と雌)は2003年に130年ぶりに復活し、この年阪神は優勝。以来、大阪と阪神の守護神としてこの狛虎は崇拝されているようです。

2009年7月23日木曜日

天神祭の前日


いよいよ明日は天神祭りです。天満警察署前
から祭りの始まりを告げる鉾流し神事に継い
で、陸渡御、船渡御とヒートアップしていきま
す。大阪天満宮では、本番を前に各講による
準備に大忙しでした。絢爛豪華な山車は祭り
の花形。その主役がこの玉御輿。1840年船大
工により誕生、欅造りで釘は使っていません。
重量は2トン。陸・船渡御のしんがりを務め、
玉御輿の宮入で天神祭の終わりを告げる役割
を果たします。

2009年7月21日火曜日

区役所内の文化スペース


大阪市中央区役所のエントランスで、社会を
明るくする運動「区内小中学生絵画ポスター・
作文展」が開催されています。麻薬撲滅、環
境美化、省エネをテーマにした水彩画や800
字程度で「薬物について」「幼児虐待」など現
代社会の暗い部分に焦点をあてているのに驚
かされました。観察眼の鋭い子供たちの模範
となる大人にならねばと意識しました。
他、谷風社水墨画展も併設され、新薬師寺十
二神将の迫力に圧倒されます。

2009年7月16日木曜日

誕生日を迎えて


目を覚ましてくれる標語が夕陽丘の寺町に掲
げられています。「生きる場所がそこにもある
か屋根の草」「曇る日あり晴れる日あり同じ太
陽の下なれど」「真直ぐに喋れば光線のように
心に届く」・・・。今日、私は45歳の誕生日を
迎えました。人生80年の折り返し地点を少し過
ぎただけ。新たなスタートを切る為に、玉出の
滝の前で先人の言葉を考えました。老いの始ま
り=意思のあきらめ。心に「ノ」を入れると必
ずになります。少々の打撃がある方が成長する
ものと結論。心して3ヶ月続ける精神力を養お
う。朝の字を分解すれば10月10日、生命の始
まり。明日が待ちどおしい。



2009年7月13日月曜日

オープンマインドが大切な時代


大阪市社会福祉協議会で「いま、人間らしく
生きるために」をテーマに藤本義一さんの講
演がありました。物質的には豊かな時代であ
りますが、一方で人との絆が希薄になってい
る現状を氏の取材活動から、また障害に負け
ず社会で働く方々の実体験を聴き、思いやり
のある当たり前の社会の実現に向けて一同気
持ちを新たにした一日でした。印象に残って
いるのは障害者の屈託のない笑顔でした。心
を開くことが新たな関係を生む、このことを
大切にしたいと思います。



2009年7月10日金曜日

大村益次郎殉難の碑


難波の宮跡東側に大村益次郎殉難の碑が建っ
ています。彼は大阪を近代軍都とするため活
躍するのですが、封建的な軍政や廃刀論に反
対する刺客に襲われ46歳で亡くなりました。
碑のある場所は、かつて軍の病院があったと
ころ。緒方洪庵を師と仰ぎ、臨終の際、洪庵
先生のお墓の隣に埋めてくれと遺言。切断手
術した右足は天満の竜海寺にある洪庵の墓の
隣に埋葬されていると伝えられています。

2009年7月9日木曜日

なにわの知の殿堂 中之島図書館


石造りと緑の銅板屋根が美しい中之島図書館。
明治37年の開館以来百余年にわたり、学ぶ
ことの楽しさを提供してくれています。同館
が大阪で一番歴史ある図書館だと思っていま
したが、明治9年北浜と安堂寺橋の小学校内
に書籍館が設けられ、これが大阪の第一号図
書館ということです。しかし財政難の為、10
年ほどで閉館。その後、しばらく大阪に図書
館は無かったのですが、住友吉左衛門が私財
を投じて現在の中之島図書館が誕生しました。

2009年7月8日水曜日

ファゴットとピアノのコンサート


本日もちーさなちーさな音楽会(昼休み演奏)
に行きました。珍しいファゴットとピアノの
コンサートです。曲目はカリヴォダのサロン
風小品、成田為三の浜辺の歌、ドヴォルザー
クのわが母のおしえたまいし歌でした。次回
は7/30日のピアノ連弾の仮面舞踏会です。演
奏の魅力もさることながら、いつも車椅子で
聞いている年配の方が、表情豊かに今日は自
分から歩いて席に着かれたのが印象的でした。
やはり音楽には潜在力を引き出す力があるの
でしょう。

2009年7月7日火曜日

禁酒を叶えるお寺


キタの兎我野町に方清寺があり、かしくの寺
と門前に碑があります。かしくは江戸時代の
遊女で普段はおとなしいのですが酒癖が悪か
ったそうです。ある日、意見した兄を包丁で
殺傷して千日前で処刑されたのですが、死に
際して、私のように酒乱で迷惑をかけないよ
うにと「酒に乱れぬ神霊とならん」と言い残
したといわれます。同寺には、節酒、禁酒を
誓う市井の人の誓いのしゃもじが掲げられて
います。いつの世も酒とのつきあいは難しい
ようです。

2009年7月4日土曜日

災害ゼロへのアプローチ「大阪安全ミュージアム」


森ノ宮に大阪安全ミュージアムという職場の
安全衛生に関する日本で唯一の施設がありま
す。1階はウエルカムゾーン、2階が静電気
安全コーナー、製造・土木現場で発生したヒ
ヤリとする場面の映像300本を上映するシア
ター、3階に産業現場で活躍するプレス機械
などの操作説明があります。より現場を理解
するため、平衡感覚、聴覚、視覚テスト装置
のチャレンジもできます。居ながらに様々な
労働環境を目の当たりにできるスリリングな
施設となっています。

2009年7月1日水曜日

大阪城公園の教育塔


大阪城公園の南西側に教育塔が建っています。
高さ30㍍の鉄筋コンクリート作りで、外面
に花崗岩を張り、塔の先端に青銅の水煙が付
いています。明治5年の学制発布以来、殉職
した教職員と学校教育時間中に不慮の事故で
死亡した生徒たちを合葬しています。台座の
左には台風や水害で児童を守る教師のレリー
フが刻まれています。

2009年6月29日月曜日

惹きつけられるチンドン屋さんの個性


宣伝手段が電波発信全盛の中で、珍しいチン
ドン屋さんの一行と出会いました。東通り商
店街にあるホルモン屋さんのサンキューセー
ルの案内でした。同じチラシでも人を介して
このようにアピールされると熱い思いが伝わ
ってくるもので、チラシを持って行ってみまし
た。語呂合わせで肉類が全部290円で昭和の
雰囲気漂う店内で、久し振りに肉の美味しさを
堪能しました。商売は人を惹きつける個性が
大切と勉強にもなりました。

2009年6月23日火曜日

新しい家族の一員


この猫はいつのまにか実家に住み着いた牝猫
です。私が帰ると余り見かけないのか逃げ回
っていましたが、この日はご飯を食べた後で
機嫌良くこんなポーズをとってくれました。
深堀家はなんの因縁か捨て犬、捨て猫を迎え
入れる習慣があります。動物好きなのです。
近所の子供たちも遊びに来て、いつも賑やか
なのはいいのかも知れません。名前はフー子
といいます。

2009年6月22日月曜日

駐輪場所に気をつけましょう


忙しい時間に自転車をもっていかれました。
調べものに30分ほどホテルに寄った間です。
通行量の少ない場所に置いたのですが、後
で辺りを見ると盲人者用の誘導版に放置し
てある自転車はそのままで腹がたちました。
弁天町まで引き取りに行き保管料2500円
を取られる始末。自分が悪いのですが、危
険域を優先して対処すべきだと思うのは虫が
良すぎるでしょうか。自転車利用の方は、有
料置き場の利用を心がけてください

2009年6月19日金曜日

鐘の音を聞きたい時計塔


これは阪神百貨店西にある時計台です。奇想
天外な作りは殺風景なオフィス街に新鮮な驚
きを与えてくれます。名前はタイムパル。「絶
えず流れてゆく時間、誰にも見ることが出来
ない時間。宇宙の営みの変化を見て知るほか
はない時間をイメージ」しているそうです。
ここを通るたび時を告げる音を期待するので
すがまだ聞いたことがありません。現在、鐘
の音で時を告げるのは釣鐘町の鐘楼、北御堂
の梵鐘くらいでしょうか。

2009年6月15日月曜日

韓国キムチの美味しい店


私事ですが韓国料理が好きで、キムチが特に
大好きです。上本町界隈に出向いた時は、鶴
橋にある「崔(チェ)おばさんの韓国料理」店
で手作りキムチを買います。暑い日には格好
のスタミナ源ともなる当店の看板商品ですが、
他にもどこの店よりも美味しいチゲ豆腐もお
すすめです。店頭では、チジミ、のり巻きも
飛ぶように売れています。

2009年6月11日木曜日

市場に干していた蛸


さすがに蛸を観光資源にしているだけあって、
明石の魚の棚商店街は立派な蛸が店頭に並ん
でいます。ここではだし汁に付けて食べる玉
子焼きが主流です。この蛸は天日に干して身
を締め、嚼むほどに味わいがましてきました。
西洋では、悪魔の魚として嫌われていますが、
日本のたとえにも、「蛸の糞で頭に上がる」と
いって、自分では偉そうに人に振る舞うが、
他人からは軽蔑されることに使われます。蛸
にとってはいい迷惑。ゆでだこのように怒っ
て見える蛸もありました。

2009年6月10日水曜日

秀吉の側室、淀の方の墓


豊臣秀吉の側室だった淀の方の墓が太融寺に
あります。淀の方は浅井長政の長女で、母は
織田信長の妹お市の方。浅井氏の没後、秀吉
に養われ秀頼を生みました。秀吉が亡くなっ
てから大阪城を秀頼と守りますが、実戦の経
験がなく簡単に家康の権謀術に計られ、大阪
城の堀を埋められるなど自ら窮地に追い込ま
れました。家臣真田幸村の活躍も及ばず、秀
頼親子は大阪夏の陣で自害しました。

2009年6月8日月曜日

大阪の生んだ大天文学者


今年はガリレオ・ガリレイが天体観測を始め
てから400年にあたる世界天文年です。宇宙
に関心が高くなっていますが、江戸中期の大
阪出身の天文学者、間長涯をご存知ですか。
長涯は幼い頃から富田屋橋(地下鉄西大橋付
近)で星を眺めるのが好きで、後に「寛政暦」
を完成させた我が国のガリレオと言える人で
す。本業の質屋を営みながら、英国製の天文
観測機を使い、天文観測に没頭するときはこ
の橋を通行止めにしたそうです。いま、中央
図書館では天涯の特別展示が開かれています。

2009年6月6日土曜日

大川が光の天の川になる七夕


七夕の夜、大川を光の天の川にするイベントが
行われます。場所は川崎橋~中之島剣先公園間
です(午後7~9時)。天神祭の始まりとされる
「星愛七夕まつり」に合わせてのもので、全国
でも例がないそうです。当日は一般者に1個千
円の光玉を購入してもらい、願いを書いたこの
いのり星を2万個放流します。購入場所は天神
橋筋商店街の天三おかげ館、京阪シティモール
前1階特設受付、天満天神繁昌亭で、7/5まで
10~18時に販売。

2009年6月4日木曜日

北浜に誕生した邦楽ミニコンサート


本日、北浜で毎週木曜日の昼休みの10分間に
邦楽を楽しめる憩いのスペースが誕生しました。
場所は北浜駅(難波橋東側より東へ50㍍)か
ら歩いて2分のY’Sピア北浜5階のキタリシテ。
(コーヒー付き200円)。今日のオープニング演
奏は箏の「五十鈴川」「浜木綿(はまゆう)」で
した。奏者は私の知人の土井博子さん。生田流
の大師範で心の琴線に触れる演奏に乗せての歌
が聴者を魅了しました。通常は貸し文化サロン
で、似顔絵教室なども企画中。邦楽ファンの方
お立ち寄りください